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既存シートをめくり不要物を撤去して、工事をする場所の清掃・洗浄をします。
防水工事をする床全面の汚れや付着物を取り除くため、ケレン作業で表面をならします。
カチオンペースト(セメントとカチオン樹脂と水を混ぜた物)を全体に塗っていきます。
防水工事をする全ての面に下地の補強を行います。
防水材との接着性をよくするためのプライマー(シーラー)を塗っていきます。
プライマーを塗り、しっかりと乾燥するのを待ち、通気シートを隙間なく貼っていきます。
手前に見えている煙突のような突起物が「脱気筒」と言い、屋上の防水層と下地の間に発生する湿気を排出する脱気装置です。防水層の膨れの原因となる水蒸気を逃がすことで屋上防水の効果を長持ちさせる役割があります。
屋上一面に隙間なく、通気シートを貼り付け、結合部にはジョイントテープ貼りました。
ウレタン防水材1回目です。液体状のウレタン防水材を塗り重ねることで、つなぎ目のない防水層を形成します。
平らな部分や壁側の立上り部分にもウレタン防水材をしっかり塗っていきます。
しっかりと乾燥させ、2回目を塗って厚みを確保します。
液状の塗料なので、複雑な形状や壁側の立上り部分にも確実に施工することができます。
ウレタンは紫外線によって変色と硬化する性質があります。「一番上をおおう」トップコートを塗ることで、紫外線からの直接の被害を防ぐことができます。
トップコートを塗ると表面が粘着性をなくし、掃除しやすくなります。
端末アングルと言って、端っこと外壁の境目に金具を取り付け、雨水の侵入を防ぐために防水処理します。
端末アングルと防水面の境界をシーリング(コーキング)で密着させ、隙間をなくします。
シーリング(コーキング)工事が完了です。
しっかりした防水層を確保しました。これで雨漏りのリスクもなく安心ですね。
通気シートを貼り付けてからウレタン防水材を塗布する通気緩衝工法にて施工完了です。
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機材や社内業務に影響が生じる雨漏りが発生。屋上防水の劣化が原因だったため適切な工法にて防水工事を行いました。これで雨漏りのリスクもなくご安心いただけます!