ピンクペイント運動に参加しているハウスレンジャーです

姫路市内にある屋根・外壁塗装工事会社「株式会社ヒラヤマ」の平山です。

株式会社ヒラヤマは「ピンクペイント運動」で応援！

当社では、姫路市の乳がん検診の受診率向上のため、「ピンクペイント運動」を展開しています。乳がんの早期受診を啓発する活動のほか、ハウスレンジャーが塗装する施工面積に応じて、公益財団法人日本対ガン協会「乳がんをなくす　ほほえみ基金」に寄付しています。

「ピンクペイント運動」を始めた理由とは 

生まれてこの方７０年、病院にお世話にならず元気に過ごしていた母が、「ちょっと、駅前の病院に行くんやけど、友達が一緒に行ってくれるから気にせんといてな」この言葉をうのみにし、その日が来た。

携帯に着信が入り、申し訳なさそうに「また、検査に行かなあかんのやけど、大きな病院なんやねん。その時は付き添ってもらえるかな？」病院を紹介されたってことか・・・日時を聞き、仕事の調整、家族のことなど時間がおしてもいいように、その日を待った。

次々と検査をし、帰るころには夜だった。一体、母の体にどんな異変があったのか？

聞いてみると、テレビを見ていて、しこりの発見の仕方！をタレントさんや女優さんがしていたところ、同じようにしたら、あれっと思ったそうです。それから、どうなんだろう？と不安になりながら毎日を過ごしていたら、急激に大きさが大きくなっているのが分かり、怖くなり、友人に相談し一緒に同行してもらったそうです。

検査結果や画像を見たら、気付かない方がおかしいほどに変形し、不安だったと思いました。妻の両親は、父は介護を必要とし、妹も生まれつきの障害を持っているため、母がヘルパーさんの協力のもと、大黒柱となって生活を送っていました。そんな自分が、穴をあけるわけにもいかない…と考え、なかなか受診できなかった理由でもあります。昔から、自分のことは後回しで子供や舅姑の世話を焼いていたからです。発見に至ったものの、早急な手術が必要でした。

昔から長女気質の妻が、妹の障害が分かってからは跡取りのような祖母の教えを受けて育ちました。思考回路が働く妻は、母の説得はもちろん、家族の介護の手配・母の診察・手術前検診などの日程を次々に調整し、最短で手術をするように準備しました。

手術も無事に終わり、乳がんの種類やどのような影響があるのか？今後の治療方針など、主治医の医師と綿密に打ち合わせをし、相談していました。

母の乳がんの種類は；トリプルネガティブ乳がん。ホルモン受容体であるエストロゲン受容体とプロゲステロン受容体、そしてHER2（ハーツー）タンパクの3つがいずれも存在しないタイプです。乳がん全体の15〜20%^＊がトリプルネガティブ乳がんです。

日常生活を送る大黒柱的存在の母にとって、家事ができない、介護ができないことは家族それぞれが施設に入所することを意味し、主治医の先生と相談し、母らしく生きがいを持って過ごすため、薬物治療を行わないことにしました。

乳房の切除手術を行い、むくまないようにリハビリをし、退院しました。その際に、主治医の先生から頂いたお言葉で「母の細胞を詳しく調べると、母の姉妹にも同じ遺伝子があるけれど、たまたま母が乳がんを発症しただけで、若い娘さん、姪っ子さんは、遺伝子を受け継いでいるから、必ず検診は行うように。この手術をした方のおかげで、見えなかった遺伝子部分のことを発見したと思ってください」

乳がんを患った母の存在を必要な存在だったんだよ！意味があることだったんだよ！と励みやプラスになるような言葉をかけて頂き、凹んだり、後ろ向きにならずに、うまく上手に付き合い折り合いをつけながら、退院後の生活を送れるようになりました。

片方の乳房がないことに辛くて、大好きな大衆浴場への足は遠のきました。術後の検査も定期的に受けて、今年６年目になります。検査結果に異状なし。７０過ぎても、自転車でお買い物。大好物はお好み焼き。好きなドラマはサスペンスドラマ。父と冗談を言いながら、妹と３人で笑って過ごしています。

身近な人の経験を受けて、女性特有の病気だから無関係と思えなく‥‥
啓発活動でお役に立てたらと願って協力していきます。早期発見のための受診を切に願っています。

そんな経験をしたスタッフが事務所にはいます。塗装と関係ないけれど、どんなふうに過ごしたの？不安なんだけど‥‥とお思いの方が、このブログのページに遊びに来られ興味をお持ちの方がいらしたら、気兼ねなく、ご相談くださいね。塗装工事会社だから、お家のこと、塗装のことしかダメなんてことはありません！ハウスレンジャーは、地域の方のレンジャーです。塗装工事から離れたブログでしたが、塗装工事や外装リフォーム会社の前に、ひとりの人間です。その根っこは、とてもとても大事なことです。