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塗装工事の見積もりをお願いすると、現地調査をしますって言われるよね【屋根塗装工事】

最終更新日 : 2021.3.2

外壁塗装や屋根塗装を業者や工事専門店へ見積り依頼をした際、必ず行う現地調査について。

実際のところ調査といっても何をするの？と思われる方も多くおられます。実は、最初の現場調査が塗装工事にとって非常に重要になってきます。

屋根・屋上も外壁と同様に、目視で屋根などの各所の調査をくまなく行います。

お客様もご一緒する場合は劣化箇所(不具合がある部分)や破損部分があれば、その都度状況説明をしながら、調査を進めていきます。

現場調査にかかる時間は、一般的におおよそ30〜1時間くらいと言われています。

　お家に使用されている屋根材に適した施工方法を提案するために、屋根の材質、下地の状況などを把握しておきます。

　また、屋上防水工事も同じように、現状の屋上の素材(下地)に、適した施工方法を提案するために、材質、下地の状況などを調査しておきます。

調査時には実際に見て確認をすると同時に、写真や動画など撮影を行います。後日、調査結果の建物診断書を作成する際に使用したり、お客様のお家の現状に沿ったご説明をいたします。

①屋根材・屋上の確認

屋根の素材や屋上の現状によっては塗装や防水工事ができない場合もあります。

②現状の屋根の劣化(痛み具合)状態や屋上の劣化(痛み具合)を確認

○屋根の錆の発生、曲がり、雨漏りはしてないか。

○破損部分や棟の板金部のビスが外れていないか。

○瓦であればしっくい部分に不具合がないか。などを確かめます。

○現在の状態の屋根の表面は活かしているかどうか？

③屋根・屋上の面積の算出

図面がありましたら、図面で数量をひらいます。図面がない場合は、現状の実寸をスケールやレーザー距離計などで計測していきます。

④お家が建っている立地の確認

○車の侵入経路の確認。

お客様のお家の土地環境もとても重要なポイントです。

○ご近所さまへの配慮。

塗料の飛散の心配があるか？匂いなどご迷惑がかからないか？また、洗濯物などを干すベランダの位置確認。

○足場の設置が必要かどうかの確認をします。

必要であれば敷地内に設置可能かどうか？また、足場を組む際、大きなトラックで搬入を行うため、道路の広さ(幅)や駐車スペースが確保できるかどうかも確認します。特に境界の位置などを見ます。

⑤マンションやハイツ、事業所であれば、居住者様や社員様へ迷惑がかからないか、また、工事をするにあたり、どんな災害があるのかをしっかりと予測します。

以前、塗装現場で、実際に、トラブルがあった九州地方から塗装業者さんから弊社に相談の電話があったことをまご紹介しています。大きな建物の際には、住民の方はもちろん、近隣様への配慮をしっかりと想定しておく必要があります。

https://www.himeji-gaiheki.com/blog/2020/11/27/15902

【ドローンを使った現地調査】

　近年はドローンを飛ばして屋根や屋上を撮影します。これにより屋根に上がる必要もなくなり、動画も撮影可能なので、お客様に画像や動画をお見せできるようになりました。お客様の大切な住まいの生活の中で見られない部分を見ることができ、とても高い評価をいただいています。

　ハウスレンジャーでは、現地調査にドローンを使用しています。今までは脚立やハシゴをかけたり、延長棒の先にカメラを装着して調査を行っていました。ドローンを使用することで、直接屋根に上がらなくても状態が分かるようになり、屋根の汚れや雨漏りの原因なるひび割れの発見も確認することができます。また、業者にとっても安心・安全な作業が可能になりました。実際にスタッフが現地調査を行うことで、お客様では気づかなかったことにも気付くこともあります。また、より正確な数値が出せるだけでなく、障害物や植栽などの把握もできます。

業者によって、ドローンを使った調査を行っていますので、興味のある方はぜひお近くの塗装業者にお尋ねください。

実際にお客様からドローンを使用した調査について、お客様の声です。

こちら。https://www.himeji-gaiheki.com/voice/16274.html

【雨漏りしている場合】

塗装することによって水捌けがよくなり、さらに雨漏りすることがあります。その場合は、しっかりと雨漏りを止めてから塗装することをお勧めします。基本的に塗装したからと言って、雨漏りがしなくなることはありません。

雨漏り調査

雨漏りが起こっている場合は、一般的に散水調査と呼ばれる方法で、雨漏りの状態を調べます。 雨漏りと聞くと、天井からポツポツ落ちてくるイメージが強いですが、屋根の調査の話だと思われがちですが、外壁からの雨漏りも起こる可能性があります。そのため、別途調査が必要になります。また、費用が発生することが多くありますので、事前に必ず、業者さんにお尋ねください。

散水調査とは… 屋根や外壁に水を撒くことで、実際に雨が降ったときの雨漏りの状態を再現することができ、ほかには、赤外線を使ったサーモグラフィーでの調査や、色水を使った調査方法もあります。

雨漏りがしている場合としていない場合でも、現地調査の内容は大きく変わってきます。

屋根の塗り替えや屋上防水は、この現地調査が工事の入り口となり、1番大切な作業になります。

また、現場調査を行う事でお客様自身が気づいていない劣化(痛み具合)や破損、雨漏りなどが見つかるケースもありますので、屋根塗装や屋上防水の予定がなくても、ご自宅の築年数や劣化具合を見ながら現地調査を依頼してみるのも、お家やハイツ、マンション、事業所を建物価値を守る事に繋がっていきます！

プロの目でしっかりと現状を確認したうえで適切な処理、屋根材に合う塗料選び、補修方法、またはカバー工法などのリフォーム工事などを判断し、工事を行う事で本来の耐候性を持たせることができます。

この入念な現場調査を行ったことを元(ベース)に、お客様に合った工事プランをいくつか提案します。

また、お見積り書をご覧になった際に、気になる場合、分からないことは質問し、説明を聞いてみましょう。

丁寧に調べた現地調査だからこそ、不具合がある場所の補修などを判断することができ、適正な工事費用で適正な工事を行って、初めて屋根塗装、屋上防水工事を成功させることができます。

また、現地調査に立ち会うメリットとしましては、実際にお会いしお話するなかで、「どんな会社なのか？」「しっかりと工事をしてくれそうなのか？」「専門知識は十分なのか？」「対応はどうなのか？」など、ご自宅や建物の状況を把握するだけでなく、信頼のおける業者かどうかをお客様が見極めることができます。 外壁塗装や屋根塗装では、施工や対応のトラブルも少なくありません。

また、今では少なくなってきているものの手抜き工事を行う業者も中には存在する業界でもありますので、信頼をおけるかどうかが塗装工事や防水工事を失敗しないためのカギとなります。スタートの入念な現場調査から、目を光らせて判断していただき、満足、納得のいく工事につなげていただければ幸いです。

屋根塗装や外壁塗装・屋根工事・雨漏りなどをご検討したときに誰もがぶつかる疑問や心配なこと。
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