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まさかの⁈ 塗装職人さんからの相談電話が！

最終更新日 : 2021.1.8

令和２年があっという間に過ぎようとしているなか、弊社に一本の電話がかかってきました。

「はい、ありがとうございます、株式会社ヒラヤマです。」

「あの…塗装工事でね…」

「はい、どうかされましたか？」

てっきり、塗装工事を検討中か？悩んでおられるのか？とスタッフは思っていました。

「いや、塗装工事の最中に、車にペンキが飛んで‥‥4台な。」

「えっ！どこの現場ですか？教えて頂けますか？」

スタッフの顔が青ざめ、驚きとビックリで…

「うーんとな、応援に行ってる４台の車なんや。」

「？弊社の応援？４台も現場に集まることはしないはず。住宅街のため、極力、少ない台数で動くようにしているのだが…」

※スタッフの心の声

「失礼ですが、どちらで工事をされてますか？」

「K市のS町のXていう会社の応援…二次下請け（孫請け）で、塗装工事をしとるんや」

他県なんです。しかも、よく聞くと、少しなまりがあり、どう解決に導くか？頭はパニック。

「今、お電話かけておられる会社は、兵庫県にありますが、どうして弊社にお電話をかけていただいたのですか？」

1つずつ整理しながら…

「困ってな、携帯で調べたんや。」

なるほど！って納得するはずもなく、モヤモヤだけが残り、

「では、弊社でお調べし、ご協力やアドバイスすることは可能ですが、少しお時間を頂戴します。折り返しご連絡しますが、よろしいですか？」

「分かった、ありがとう」

数回の電話のやり取りの中で、分かってきたことがありました。

確かに、工事現場で作業中の保険に加入してるので、保険代理店にヘルプをお願いしました。

①弊社が関わっている塗装工事現場ではないこと

②塗装工事中に、車４台にペンキが付着し、困っている業者からの相談であること

③他県で面識のない塗装職人さん

④元請け会社があり、相談の電話の職人さんは、いわゆる下請（二次下請け）（孫請け）の立場であること

⑤個人事業主の４台

⑥労災などは加入しているが、賠償保険などには加入していないこと

⑦補償や修繕が出来るのかどうか？どの立場の人に報告すればよいのか？

など、保険屋さんに相談し、その内容をお伝えすることにしました。

保険屋さんのアドバイスは当然のことで、個人事業主であれ法人であれ、工事を請け負う立場・工事を発注する立場になると、このようなリスクに対する責任も同じように伴うことを忘れてはいけない。そもそもは、個人でも加入しておけば、問題なく泣き寝入りすることないですよ。必ず、一次下請けは払ってくれる会社ばかりではないですからね。それだけの仕事をする…から、その工事に見合った保険に加入し、保険料が決まるんですよ。

一瞬、ハッとし、なんてことを耳にしてしまったんだ！と、ルールや決まりになっていても、守られるんじゃない事の方が驚愕でしかなくて‥…

本来であれば、車に塗料は飛散し付着すれば、損害賠償が発生することもある。ただし、現場の管理体制はどのようになっていたのか？飛散防止の養生などをしていたのか？など、飛散した…場合は、飛散した塗料がその現場で使用されていた塗料かどうか、事実確認しなくてはなりません。

現に、その相談時に、

「一次下請けの会社に言うたんやけど、塗装屋は汚れるもんやし、他の業者はそんなこと言うてきてない。保険を使えば、保険料が上がるから嫌や。」

と言われ途方に暮れたそうです。

どの部分がどの程度、塗料が飛散し付着したのか？

車に飛んだ塗料の写真など。

もし、補修できるのか？その見積もりはいくらなのか？

全塗装になるのか？またその費用はいくらか？

ご相談の職人さんはどうしたいのか？

など、手順や話し合いするように、端的ではありますが、アドバイスを。

お力になれたかどうかは分かりませんが、今回のことが次回へつながるように、考えていただきたいものです。