外壁塗装をする前に知っておきたいポイント！　「シーリング（コーキング）編。」

 

 

お客様からよく相談されるのが、「板(サイディング）の間が切れて下の青いテープが見えてるんです

 

が大丈夫ですか？」と聞かれることがあります。話が少しそれますが訪問販売業者のお客様への最初の言葉は

 

 

 

「奥さん！大変です！外壁にひび割れがありますよ！」

 

 

 

「ほら見て下さい！あそこの目地（板と板の間）のところなんか下の青いテープが見えてますよ！」

 

と言っている業者が私の感覚からすると多くあると思います。

 

そして、「今何丁目のお宅を施工してる業者なんで安心してください」

 

「奥さんのところもついでにどうですか？今しておかないと雨漏りして大変なことになりますよ！」

 

と言われると、ついつい「じゃお願いします」となると思うんです。

 

これは私の意見ですが、シーリング（コーキング）が切れたり、青いテープが見えてるからといって、

 

すぐに雨漏りして大変なことになる事はないと私は思っています。もちろんすべてではありませんが。

 

私がシーリング（コーキング）防水　塗装に携わってきた２４年の間でそのような事例は数件しありません。

 

もちろん直ぐにシーリング（コーキング）の打替えが出来ればいいと思いますが、ほとんどの方が

 

お家を新築されて５年以内にシーリング（コーキング）が切れる事が多くあるので

 

 

 

「五年でシーリング（コーキング）だけの為に高い

 

　お金払って足場なんか組めるかぁ！」

 

 

 

と思われると方が多いいと思います。当然ですよね！なので１０年位ほったらかしのお家が多いと思います。

 

そんな方と誰かに教えてもらうまで

 

 

「まったく気にかけたこと事なかった」

 

 

と言われる方どちらかだと思います。

 

本当は補修したほうがいい事は理解してらっしゃるんですが費用ももかかるしシーリング（コーキング）

 

が切れても雨漏りしないのでほったらかしにしてしまうと思います。あまりにもほっておくと奥様の

 

視線も気になるのでホームセンターでシーリング（コーキング）材を買ってきて、これでもか！

 

というぐらいに塗りたくられるんだと思います。こんな感じに！！！（ちなみにこの作品は義理の父です(笑)）

 

 

 

 

 

 

 

構造上雨が漏らない様になってるのでシーリング（コーキング）が切れたり、青いテープ（ハットジョイナー）

 

が見えても、青いテープの下には下図の様に防水シートが通常施工されていますので雨が漏れることは通常は

 

ないと思われます。

 

 

 

 

 

 

この防水シートがきちんと施工されていると、シーリング（コーキング）が切れても

 

直ぐに雨が建物内部に侵入することはありません。ただし、通常どうりの施工がされていない場合

 

先程申し上げた様に数件の雨漏りにつながる事例があったことも事実です。本当にすごくまれなケース

 

なので 訪問販売業者等に指摘されても焦らないで下さいね。

 

少し本題から話がそれましたが、なぜシーリング（コーキング）について熱く語るのかと言いますと

 

外壁塗装をするうえで物凄く重要な事だからなのです。例えば、上記写真の様にシーリング（コーキング）材

 

を使って補修されるのはいいんですが、写真で使用しているシーリング（コーキング）材は、水廻り等で

 

使用するシリコンです。この材料は目地とかサッシ廻りに絶対に使用しないでください！

 

使用する用途が違いますから！！！

 

 

 

 

 

 

最近の塗料は以前の塗料に比べて耐久年数も違います。以前はシリコン塗料が主流でしたが、

 

最近はフッ素塗料や無機系の塗料が主流となりつつあります。シリコン塗料の耐久年数は１０年程度

 

と言われていますが、フッ素塗料　無機系の塗料などは１５年～２０年と言われています。

 

これだけ塗料が進化しているのにシーリング（コーキング）材が５年～８年位で劣化する商品で施工するのは

 

ダメなんじゃないかと私は思っています。今までのシーリング(コーキング）材は、二液性（攪拌タイプ）の

 

変性シリコンやウレタンと言われる商品を使用していましたが、この攪拌型のシーリング（コーキング）材は

 

攪拌不足による硬化不良等のトラブルが多く見受けられます。一液性（攪拌しなくてよい物）の変性シリコン

 

ウレタンは先程申しました硬化不良などは起こりませんが、この二つの商品には共通して

 

可塑剤（シーリング材を柔らかくする成分）が混入されています。

 

この可塑剤が混入されることによって、シーリング（コーキング）材が白くなったり、カチコチになったり

 

します。また、せっかく外壁塗装をして綺麗になったのに可塑剤が混入されていることによって

 

目地と呼ばれる部分やサッシ廻りが黒ずんできます。

 

せっかく綺麗になったのに、シーリング（コーキング）だけが劣化してしまうと嫌ですよね！

 

なので弊社は一液性ウレタンシーリング材では最高品質のオート化学工業の、その名も

 

 

 

「オートンイクシード１５+」

 

 

 

その名のとうり１５年以上シーリング（コーキング）材としての機能を発揮しますよ！！！

 

という商品です。なぜ弊社がこの商品を使用するかと言いますと、先程からしつこく申してますが

 

通常のシーリング（コーキング）材には可塑剤（シーリングを柔らかくするもの）と言われるものが

 

混入されていますが、このオート化学さんのシーリング材には可塑剤と言われるものが混入

 

されていないんです！！！　なのでシーリング（コーキング）がカチコチにならないんです！

 

カチコチにならないという事は建物が揺れたり、外装材の伸縮があっても切れることがないんです！

 

そして可塑剤が入っているシーリング（コーキング）材を使用すると塗装した表面が汚れ（黒くなる）ます。

 

せっかく外壁塗装をして綺麗になったのにしばらくすると目地（板と板の間）やサッシのところが

 

黒くなってくると嫌ですよね。

 

弊社で施工させていただく建物は、外壁材の種類にもよりますがすべてオート化学工業の商品を

 

使用させてもらってます！少し余談ですが、サイディングのお家だけじゃなくモルタル壁お家の

 

サッシ廻り伸縮目地にも必ずシーリング（コーキング）材を施工されることをお勧めします！

 

せっかく足場を組むんだったらしたほうがいいに決まってます!　見積り金額は安い方がいいですが、

 

金額が高い所には高い所の理由があると思うので、よく見積り内容を見比べてみて下さいね！

 

話は戻りますが、シーリング(コーキング）材の品質を１５年以上維持させるには外壁塗装と一緒で

 

シーラー（プライマー）をきっちりと塗布しなければなりません。

 

 

 

 

この作業をきっちりとしていればまず大丈夫だと思います！！！

 

長々と書きましたが御見積書の金額だけじゃなく中身(内容）の確認もしっかりして頂いて施工業者を

 

決めて頂けたらなぁと思います。　だって外壁塗装は安い買い物じゃないですから！

 

 

 

あくまでも私個人的な意見ですが、最後まで読んでいただき有難う御座いました。

 

 

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